散歩道<5917> 637から
世界の窓・強固の地盤外交にいかして(1)
小泉総理が日本国民に信を問う「国民投票」の形となった9・11総選挙は、4年前米国で起きた9・11事件のような驚きをアジアの近隣諸国に発信する結果になった。日本の政治に本当の地殻変動が起きる予兆が見えた。というのが率直な感想です。この勝利が今後の日本政治に大きな影響を及ぼすことは想像に難くありません。自公連立で2/3を越えたことは、今後、衆議院の議決が実質的に国会の議決となることを意味します。韓国の日本ウオッチャーは憲法改正の動きに新たな勢いがつくだろうと読んでいます。憲法改正の動きとともに自衛隊の国軍化と軍備の拡充は必至でしょう。日本は平和国家としての生き方に隣国が信頼をもてるように。十分配慮すべきなのは言うまでもありません。他方、韓国や中国は日本が「普通の国」になる動きを理解することが必要になります。小泉総理のこの地すべり的支持が日本の今後の対外政策にどのような影響を与えるかについて、隣国の韓国としては大きな関心がありますが、その展望についてはいろいろ意見が分かれています。問題になっている総理の靖国神社参拝は引き続いて行なわれるだろうとの見方が体制を占める一方、これだけ強い国民の委託があるのだから、自民党右派にこれ以上気がねすることなく方向転換を図るのも可能だろうという少数の意見もあります。国民の多くの信任を得た小泉政権との今後の関係をどう持っていくかという問題は、韓国政府にとって大きな課題であることは間違いありません。靖国参拝、独島(竹島)問題、過去の歴史認識に対する見解の相違など懸案はいくつもありますますが、特に靖国問題は小泉総理と直接関係しているだけに非常にデリケートです。靖国神社はA級戦犯14人を祀っつているだけでなく、侵略戦争だったことを認めていません。そういう歴史観の靖国神社を総理が今後も参拝し続けた場合、韓国としてどう対応すればよいのか、名案がないのが実情です。 2005年9月27日
'05.9.21.朝日新聞、韓国元外相・孔魯明(コンノミョン)氏 '17.8.9.
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