散歩道<5887> 631から移動
シルクロード展
荒涼たる砂漠、大自然の厳しさが何千年と変わらない姿で存在している。悠久の昔からシルクロードを行き交う東西の民族が、戦争で、或いは交易で交わることになる。当時から人間は文化(絹、文物、商品、情報、芸術等)を求めて集まっていたのだろう。そこに多くの人間が生きていた状況とは関係なく、全てのものを砂漠は、歴史の中に流してしまう。人が住んでいた形跡はこの砂漠に残された、古墳や墓地から埋葬物が新たに発見された。
この世では仏教を信仰し、如来像に守られて生きていくこと、その当時の布や衣服、絨緞、織物、ミイラ衣装、仮面等、今の時代にも、色鮮やかな状態で見つけられている。
(NHK・TVで、漫画家の里中満智子様によると、この地域を訪れたという三蔵法師は、毛むじゃらで実に逞しい大男であったという、伝説があるらしい)。多くの遺物等は祭礼に関するものがほとんどである。今も昔も、死ということを恐怖と考えていたことに変わりはない。そこでは人間は冥土に行っても永遠に生きられること、そしてこの地に舞い戻ることができるよう願うことであった。
当地及び当時の状況を表すものとして東西文化の交流地点として、中国の絹や、西洋の文物など、西洋、中東、中国、インドから、この地に文化を伝えていたことは金貨、陶器、土器、絵画に描かれた顔立ちや、その面影、文字や、素材、或いは、模様や、織り方、色、刺繍などから、どこから伝わってきたのか、確認できる。
西洋の豊穣を意味する葡萄模様と中国の伝統的な瑞鳥瑞獣が融合した意匠である織物など興味深い発見が、次から次と出てきている。
関連記事:散歩道<432>シルクロード・アカイブ、<255>平山郁夫全集(1)、<256>(2)、<328>吉田秀和様、古典について、<374>日中韓のブッダーロード
里中満智子様:王昭君・BC.33.漢の元帝の後宮の美女、匈奴の王が漢の元帝の王女を妻に求めたとき、王女の身代わりに嫁がせられた美女,に関心がある。
備考、NHKの松平様のシルクロードの解説コーナがあり、ヨ-ヨ-マ・アンサンブルの音楽がバックに流れていた。シルクロード展は'05.10.10まで兵庫県立美術館で
31