散歩道<5888>                 632から移動

                      面白い話(68)・おちゃのこさいさい・ゴマすり

かたえくぼ
:初夏の思い出:線状降水帯 土砂崩れ 堤防の決壊 月間雨量を半日で 竜巻 こぶし大の雹と落雷・・・・・・・・・・心配症な私    

                       「朝食まえ」の弟分「おちゃのこさいさい」

 「朝食まえのすいているようなときでも、簡単にできる」という意味を表すのに、よく「朝食まえ」という言葉がつかわれるが、関東のある農村では、朝食、あるいは朝食まえにとる軽い食事のことを「お茶の子」と言ったそうだ。そこから、「朝食まえ」と同じ意味を表す「おちゃのこさいさい」という、いかにも簡単にできそうな調子のいい表現が生まれたという。
 言ってみれば、この”お調子者”は「朝食まえ」から分家したコミカルな弟分のようなものだが、朝食抜きで会社にかけつけるサラリーマンは、きびしい仕事を「おちゃのこさいさい」と調子よくかたずけられるだろうか。
樋口清之

                       あちらにベタベタ、こちらにベタベタ「ゴマすり」

 すり鉢に入れたゴマをすりこぎでこすると、最初はサラサラとしていたゴマがつぶれて鉢の中のあちこちらににも付く。これと同様なのが、味噌をする時で、こちらは最初から粘りがあるから、ゴマよりたやすくあちこちに付く。
 人間社会でも、あちらへ付き、こちらに付きして、自分の利益のためにお世辞を使う輩
(やから)をよく見掛ける。そのさまは、まさに「ゴマすり」「味噌すり」というわけだが、その達人ともなると、すりこぎならぬ舌先三寸、臨機応変に使い回してたちまち実力者のお気に入りになる。すり鉢のゴマは、いずれこそぎ落とされて、付きおおせなかった分と一まとめにされてしまうのだが・・・・・・樋口清之