散歩道<5879>
日曜日に想う・日本が温存する「切り札」(2)
社会がどれくらい老いているかを図る手掛かりとして「中位数年齢」がある。人々を年齢別に並べた時、ちょうど真中にいる人の年齢を指す。その前と後で人口が丁度半分に別れる。
同研究所によると、今の日本は推計で47.5歳。近年のデーターでほかの主要国を見ると、欧州諸国が高く、ドイツが45.8歳、フランスが41.3歳。そのほかの多くの国は40歳前後だ。アジアでは、韓国が40.7歳で日本につぐ高齢国だが、他は30代か20代。
日本は突出している。
日本自身の変化を辿って見ると、戦前から1970年代前半くらいまでは20代だったことが分る。前の東京五輪の頃は20代後半、大阪万博があった70年は29.1歳、高度経済成長期もほぼ20代だ。バブル期は30代の頃に当たる。
老いは止まらない。将来予測だと次の東京五輪の3年後に50才に到達する。日本人の半分が50才以上になる。
社会の土台である人口構成で、日本は到底「ふつうの国」ではない。 '17.7.16 .朝日新聞
<検>世相、 <検>企業