散歩道<5861>
経済気象台(812)・福島で進むロボット開発
東日本大震災と原発事故からの復興の中で、福島県ではロボット開発の拠点が少しづつ整備されようとしている。
会津若松氏のアイザックは2012年から医療・介護ロビットの開発に取り組んでいる。開発の中心はいわゆる電動車いす(移乗・移動ロボット)だが、注目すべきは、会津中央病院やロボットベンチャーのテムザック(福岡県宗像市)会津大学などの協力のもとに、医療福祉機器開発に力を入れる福島県からの狭量な支援も得て開発を進めていることである。ロボット開発に意欲的なのは、ベンチャー―企業ばかりではない。飯館村に主力工場を持つ菊池製作所(東京都八王子市)は、開発・設計から金型製作、施策、評価、量産までの一貫体制を確立し、カメラ、携帯電話、自動車、時計などの関連製品を手掛けてきた。震災後、原発事故の被災にも関わらず雇用を維持し、あらたに二本松市、川内村、南相馬市にも工場を設けて雇用機会の拡大にも貢献している。特に南相馬工場はロボット開発・生産拠点として、大学発ベンチャ-企業とも協力しながら、重いものを持ち上げるための装置ロボット「マッスルスーツ」や、国産初のドローン開発にも深くかかわっている。南相馬市では全国10大学が集まるロボット開発プロジェックが進行しており、同社はその中心企業でもある。
福島県内では、人と機会と情報を融合する「サイパニクス」技術を活用したロボットスーツ「HAL」で知られるサイバーダイン(茨城県つくば市)も昨年、群山しに生産拠点をオープンした。
これらの企業がさらに活動を広げ、福島がロボットの産業の集積地となることに期待したい。 '17.06.21 .朝日新聞
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備考:夢のある計画が原発の被害を受けた福島から出て来ることは本当に嬉しい、ガンばって!