散歩道<5834>
野際陽子さんの死
現在出演中の”やすらぎの郷”・倉本聡監督の連続放送中に起こった。彼女がガンで治療中であることは最初監督にも知らせていなかった、解ったのは、長く走る場面で、本人から走るのはきついので歩くシーンに換えてもらえないかという申し出があった。その時彼女から病気の様子が報告されたので、原稿を少し変え歩くシーンにされた、監督から休むように指示があったが、本人からはどうしても原稿に予定されている場面には出演してみたいという申し出があったので出演してもらうことにしたそうだ。場面を取り終えると、部屋に引きこもり酸素吸入が欠かせなかったそうだ。そうして1週間後に亡くなった。監督はまさか亡くなるとは予想されていなかったそうだ。監督はこの事情をもっとよく知っていたら強引に休ますべきであったと悔やまれていた。彼女の役者魂に感心する。その作品は今、毎日放送中である。彼女の訃報に多くの共演者から彼女の死を悼む報告が寄せられた、お姉さんとして、お母さんとして、友達として、人生を最後まで役者として全うされたのだと思う。
ここで彼女のエピソード紹介すると、立教大学を卒業してNHKに入社、アナウサーとして活躍、その後半年間のフランス旅行、帰国後、俳優としてアクション映画や幅広い役柄で活躍、インテリ派の美人俳優というイメージで、女性ファンも多かったように思う、黒柳徹子さんとはNHK同期入社ということで特別親しかったそうだ。その為か黒柳徹子さんの”徹子の部屋”には10数回と出演が一番多かったそうだ。
その話の中で何度も面白おかしく語られたのがナイフを持った強盗に着替え室で襲われたはなし、”野際さんが、いくら欲しいのかと聞いたところ200円欲しいと強盗は言った。小銭がなく1000円札より持っていなかったのでそれを渡し、お釣りを下さいと言った所、強盗はお釣りがあるようなら強盗などしないという返事だった。その後その強盗からスタジオへ手紙が来た、そこには、この事件のことが書いてあり”大変申し訳ないことをした”とたどたどしい文字で書かれていたそうだ。 <5788>やすらぎの郷、<検>文化、<検>女性、
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