散歩道<5825>
これぞ 暁斎(きょうさい)・・世界が認めたその画力(2)
七福神、大黒恵比寿さま、風神や、華やかな花魁の遊女の世界と、極端に痩せ細った美女や、骸骨の話等。彼は江戸後期~明治初期の大激動期を自分流を世の中の流れから影響を受けることなく貫き通した。
明治になって接した外国人の姿、西洋人(異人)、中東人、中国人、西洋女性。宗教、汽船、獅子(ライオン)や象等、見知らぬものばかりであった。
動物、カラス、猫、キツネ、ねずみ、なまず等画いた。その中では蛙が社会の風刺を表している、叉、社会の腐敗をもじったものも描いているようだ。
鍾馗(しょうき)さんと鬼、 極楽と地獄、自分は地獄と極楽の接点にいると書いている、1皮剥けば人は同じような状況に置かれていくのではと、皮肉交じりに人生の侘しさ厳しさを年を取ることの淋しさを画いているのだと思う。
暁斎(きょうさい)は、僧侶として、頭の中は人々を諭す立場にいる自分自身も、面白おかしく冷めた目で見ていたのではないか。
春画でSEXを笑い飛ばしまう、 面白おかしく描かれている、ちゃめちゃ面白く思わず私は、声を出して笑ってしまった。
烏の多くの絵を見て気が付いたのは、止まった全ての木の足の部分は色を付けず、爪に力を込めて画いたようだ、他の分とは違って描かれている。
見ての感想は、これだけの素晴しい絵が江戸後期には日本に存在していたこれは世界一であろう。日本の美術・文化の良さを評価せず、低く評価するよう仕向けたのは、当時、日本を訪れた西洋人ではなかったのかと、思わざるを得ない。 <検>美術展・解説
'17.6.13.京都・美術館「えき」
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