散歩道<5824>
これぞ 暁斎(きょうさい)・・世界が認めたその画力(1)
最初は随分狩野派の優れた数多くのカラスの絵、釈迦、達磨等の仏画の絵も描いている、実にうまい絵と思う、明治になって多くの宗教が社会に広まることに成った、国全体がどう対応すべきか、ほとほと困ったのではないか、明治政府が取った廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)政策に市民は混乱しただろうし、仏教に携わった人にとっても、随分混乱し、迷われたのであろう。
時が江戸から明治の移行期で社会全体が大きく変わり、文明開化の流れに乗る人達、そうでない人達、それは西洋人(異人)、アフリカ人、中国人(風)の姿であり、日本に初めて紹介された動物の象や、獅子、虎、駱駝(らくだ)等のサーカス?での曲芸(綱渡り、綱渡り、樽回し、手品)に驚いたに違いない、叉これらの動物をどう生活の中での位置づけ(どう扱っかったらいいか・どこで飼ったらいいか等・獅子の爪を切っている等)など苦労があったのだろう。
しかし、彼はすぐに、それ等も絵のモデルの中に取り入れられるようになり、最初は鳥獣戯画を参考に、動物をつかって、主人公に蛙やナマズ、生物の花(蓮)との絡みで、数多くの絵を描かれたのではないか、暁斎(きょうさい)は、僧侶としての立場を捨てることは出来なかったのだとおもう。そこには整理しきれない(もやもやした)自分の気持ちを、動物に置き換えることでより自由に描かれたのではないかと思う。そこには墨合戦、放屁合戦などの作品は、実に愉快に楽しい日常生活のユーモアさがあふれていて、おかしく描かれている。
<検>美術展・解説
'17.6.13.京都・美術館「えき」
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