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9.11.総選挙何が論点総選挙小泉手法とリーダー論(2)・「通商国家」へ明るさ備えよ<1> 2回に分け報告します
・・・今回の小泉手法をどう見ますか。「将来歴史家が今日の時代を総括したら、江戸幕府の五代将軍、徳川綱吉の『生類憐れみの令』の時代と対比されるのではないか。動物愛護や生き物を大事にするといった発想は間違いではないが、その時代の課題、優先順位からすればとんちんかんなことに、やけに力を入れたリーダーということになる」。
・・・・郵政民営化も優先順位が低いと。「郵政民営化が改革の入り口という論理はわからなくもない。しかし、軽重の判断からすると違和感がある。ものごとにはやってよいこと、やらなければならないことがある。優先順位からして、郵政民営化がどうしてもやらねばならない国民的優先課題かは、はなはだ疑問だ」
・・・選挙戦でも改革議論が盛んです。「私はメディアを含めて、改革論議からの目覚め、ということを強調したい。東西冷戦が終わってから、今日まで、日本人は3度『改革』という言葉に興奮した。最初は『政治改革』しかし、選挙制度の手直しに終わった。IT時代という直接民主主義が可能な時代に、本当に改革すべきは議員の削減とか当選回数制限といった代議員制度そのものの改革だった」「次は『行政改革』。省庁の数は減らしてみせたが、それで行政は効率化されたか?真に議論すべきは行政の機能別再編、つまり内閣府を中心に国家の意思決定と執行をより効率的にする仕組みつくりだった」
・・・改革は幻想だ、と。「そんなの改革ではないと発言すると『守旧派』といわれ、『改革になぜ反対する』といわれる。今回も『構造改革』は郵政民営化という言葉に収斂してしまった」
'05.9.1.朝日新聞、(財)日本総合研究所理事長寺島実郎様 <検>政治