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9.11.総選挙何が論点総選挙小泉手法とリーダー論(2)・「通商国家」へ明るさ備えよ<2> 2回に分け報告します
・・・本質的な課題とは。「本当の構造改革を論議し、スタートさせること。政治改革、行政改革をパッケージにして、たとえば、公務員制度の改革なくして郵政の民営化をしても、日本の行政システムは効率化しない。21世紀という時代に、日本がどう向き合っていくか、国家の理念と構想力が問われている」・・・・著書の中で日本人好みの指導者は「体制派のエリートだが、開明的で改革派」と指摘しています。「水戸黄門、遠山の金さん、大岡越前といった権威者でありながら無頼性を持った人物を国民は本能的に支持する。天下の副将軍が庶民の中に入りこんで庶民的正義の溜飲を下げる。保守性を残しながら、安心していられる改革に拍手を送る。自民党の延命の歴史の中で、小泉様は”保守バネ”ともいえる」
・・・世界各地から日本を見ていますが日本の針路、あるべき指導者像は。「半世紀以上も日米2国間同盟に頼ってきたが、世界史は多国間のゲームに移りつつある。日本という国のなりわいを静かに問いかけただけでも、針路は見えてくると思う。具体的には通商国家だ。「司馬遼太郎さんが昔、日本の指導者がとるべき発想を『武士の魂を持った商人』と表現したが、私は『侍の心をもった物づくり。物づくりを大事にした通商国家』というイメージが大事だと思う。偏狭なナシヨナリズムではなく、開かれた国際主義だ」
・・・そうした指導者が生まれる条件は「時代がそういう指導者を必要とする。憎悪や怨念ではなく、春風のような明るさを備えた指導者なしには、日本は国際社会の中で踏みつぶされて行くからだ」
'05.9.1.朝日新聞、(財)日本総合研究所理事長寺島実郎様