散歩道<5761>                          605から移動

             9.11.総選挙何が論点 総選挙小泉手法とリーダー論(1)強まる権力と責任、自覚を<2>    2回に分け報告します


・・・・世論頼みのポピラリストとの指摘もあります。最初は世論を使ったが田中真紀子外相を更迭したあたりから踏ん切りがついたのではないか。今は権力基盤を維持するための不可欠の要素とは思っていないだろう。だから、郵政民営化に国民が関心がないと言われても痛手にならない。世論頼みなら靖国神社参拝の対応も変わっていたはず。選挙で政権を維持できたことで、国民から次の選挙までの行動の自由を得たと判断しているのではないか」
・・・・
野党第一党の民主党はどうですか「『小泉政権は官僚に使われている』と批判するが、民主党政権になったらどういう権力構造になるか見えない。いいマニフェストを作っても、それを実現するための基盤がはっきりしないと、絵に描いた餅だ。小沢一郎副代表、菅直人全代表、鳩山由紀夫旧代表は、党運営や政策で潜在的な拒否権を持っている。民主党内の権力構造はあまりに多元的に見える」
・・・・
政治リーダーとはなんでしょうか。「これまでの政治リーダーの一つの形は没権力。権力がないように振る舞い、権力について突き詰めて考えないタイプだ。しかし、それはもう許されない。権力と正面から向き合い、権力を得ることを目標とせず、自己抑制できるリーダーが求められている」
・・・・有権者の一票は変わりますか。「総選挙は首相を選ぶもので、首相は強い権力をもつ。それを念頭において投票することが大事だ。自分が望む政策を掲げていても、実現できる権力構造がなければ意味がない。だから、自民党は1年でやめるといっている小泉さんの後をどうするのか、民主党も小沢さんたちは岡田代表に従うのかどうか、を明確にしないといけない」。

'05.9.1.朝日新聞、京大大学院法学研究科助教授・待鳥聡史氏、  <検>政治

                              30    1