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9.11.総選挙何が論点 総選挙小泉手法とリーダー論(1)・強まる権力と責任、自覚を<1> 2回に分け報告します。
・・・・一連の小泉首相の政治手法で日本の指導者像は変わったでしょう?「小泉首相は当初から郵政民営化を重要課題として、自民党は小泉様を看板に選挙を戦った。造反が出て党首の意向に反した結果になったから解散、総選挙に打って出て世論の意思を確かめ、党内に賛成派を増やすしか方法がなかった。戦後日本の与党党首、首相はほとんど行なってこなかったことで従来の自民政権とは違う」
・・・・造反議員に対立候補を立てるのもこれまで自民党政治では考えられない動きです。「90年代の選挙制度改革で、党首、総理の権力が拡大していることが背景にある。力を持っていた派閥の最大の機能は所属議員を当選させることだが、選挙で出番がなくなった。中選挙区なら無所属で立って、当選後に入党が出来た。小選挙区制になって公認されるかどうかが、当落の重要な要素になった」。「政策決定でも橋本政権以降の行革で内閣の機能が強化されている。属議員が党内で決めたことを政府に上げていくボトムアップではなく、首相が経済財政諮問会議などで政策の方向性を決めて、党や省庁におろしていくトップダウンになった。議員内閣制の中でも党首や首相に強い権力と責任を与えるタイプに移行させる、という政治改革の狙いが実現しつつある」
・・・・森首相も強い権力を持っていたのでしょうか。「森さんは使う気がなかったのではないか、小泉さんは強くなった権力基盤をうまく使い、新しい権力構造を作った。その意味で政策の評価は別にして、議員内閣制の中での首相らしい首相だ」
'05.9.1.朝日新聞、京大大学院法学研究科助教授・待鳥聡史氏、 <検>政治
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