散歩道<5755>
経済気象台(781)・普及するかビットコイン
一部個人の間で仮想通貨ビットコインに関心が高まっている。日本でも昨年、資金決済法が改正され、通貨とは認定されなかったが資産や決済手段の一つとしては公認されたかたちだ。関心の高まりには投機的な側面があるようだ。円で表示されるビットコイン相場がこの1年ほど大きく上昇している。同じ期間に円安が進み外貨の魅力がましたが、ビットコインの上昇はそれを大きく上回る。その背景の1つとして指摘されるのは中国の動きだ。中国では経済が低迷しているだけでなく政府が汚職追放を進めているため、資金を海外に逃す動きが続いているといわれている。その1つの手段がビットコインというわけだ。勿論、ビットコインは投機の対象以上の存在で。メリットは何と言っても安いコストで安全に送金できる事だ。ビットコインは電子的に管理されるお金で、パソコンのネットワークを通じて相手に直接送ることができる。銀行の窓口などで少額の送金をすると、割高な手数料に理不尽な思いを持つ人も多いだろう。ビットコインなら海外への小額の送金でも手数料は少なくて済む。また、ビットコイン取引は金融機関を経由するわけではないので匿名性も保たれる。さらに長期にはビットコインの供給は制限されているのでインフレが起きにくい。一方、ビットコインの問題点はまだ使う人が限られていることだ。それもあってビットコインの価格変動は大きく、買値と売値の差額は大きい。ビットコインの短期的な投機がもうかるとは思えないが、Eコマース(電子商取引)などの決済手段として、長期的には価値保存手段として、普及が進むのではないか。 '17.1.26.朝日新聞 <検>経済気象台、<検>外国、
備考:社会的にも広く安定した評価を得る為にも、多くの検討がまだ、社会全体からされる必要があるのではないかと思う。