散歩道<57>
画家(絵師)の一生
1、人の一生でわれわれが記憶している歴史上の人物は実は小学校の時に習ったもので、その後この記憶に修正を加えていない場合も多いのではないか、それも最高に地位や名声を博していた時の姿が焼きついていることも多いように思う。しかし、人生は実に長い、実のところ最後まで幸せであった人は少なかったのではないかと思う。
2、自分が調べるうちに解かったことは、特に文人派の人々は当時から知識人であり、世の中の矛盾がわかるのも彼らであった。このことが住民から期待され、民衆を代表して時の政府である幕府や地方の役人に意見や陳情など行った為、投獄された画家等もあったようだ。家族や友達に被害が及ぶことを恐れ。牢屋で自害した人もあったようである、彼らの経済的な基盤も必ずしも安定したものではなく、多くの絵師は幕府や、豪商などのお抱えの立場であったため世の中の浮き沈みをまともに受けたようである。この当時は経済の多くの部門が農業が中心であったため収穫が自然の影響を大いに受けたこともその要素かも知れない。
3、特に近代で見ると大正時代の画家は実に短命である、20歳代から30歳半ばで亡くなった人が非常に多い。その一番は病気である、このようなことから考えても今の時代は平和でいい時代と思いませんか?。暗い部分ばかり見ることはやめましょう。
4、'02.11.5.大レンブラント展を京都国立博物館で見た。実に素晴らしい天才が描いた数多くの絵を見た、経済的にも頂点を極めた時もあったが、晩年は大変生活にも苦労された様子が会場で説明されていた。(このような実例が多いのに気が付く)
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