散歩道<5660>

                               発想の基盤は本家から分家へ・家元制度へ 
                                  
 毎年、年末から年始にかけて初詣の案内で出される広告が神社や寺院である。人との結びつきは地方ほど特に寺院とは強いように思う。そこで願を掛けるのが商売繁盛、家内安全、交通安全、水難からの安全、合格祈願、安産祈願、豊作祈願、漁獲の大漁祈願、旅行の安全祈願、火の用心等である。その神社に参れば賽銭(さいせん)を入れてご利益があると思われる願い事について皆さんよくご存知なので例年のように、そちらにお参りされることが多いようだ。
 以前から興味を持っているのは全国に本家から分離したと思われる同じ名前の神社があちこちに存在していることである。本家の神社の教えが分家に伝わっており、そこにお参りしても本家同様の願いはかなえられるとされているのであろうと考えられる。このような先行した発想が基盤となり、家元制度に引継がれて
(多くの分家をつくることに努力)全国に広く深く広まっていったのであろうと私は考えている。
 家元制度は《(鎌倉、室町時代から世襲され、1875年から家元制度と呼ばれる独特の壮大な文化社会を組織したといわれる、神道、笛、琴、琵琶、連歌、囲碁、将棋、茶道、書道、盆栽等31ジャンルに及んでいる》といわれている。
 丸谷才一さん・山崎さんの本には、京都は貴族文化、武家文化を中心に東山時代に
(東山文化)文化を売ればいいという事を発見したようだと書かれている。

散歩道<216>二条城築400年祭・家元制度、<検>商売、

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