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              後藤田正晴様に聞く(1)A級戦犯には「結果責任」・東京裁判受け入れ国際約束         (1)~(2)続く
                        首相の靖国参拝 説明つかない 
 
・・東京裁判の傍聴したそうですね。印象的だったのは、米軍の将校が戦犯の弁護人を務めていることだ。日本人の被告の立場に立って一生懸命弁護していて、どこか異様な感じがした。
・・戦争責任について復員した時どう感じていたか。。6年間軍務に従事した。敗戦に負い目は何らか感じていた。だが46年4月復員した時、「一億総懺悔という言葉を聞き、どういうことなのかと強い疑問を感じた。一般の国民は国の方針に従って命令されて戦にいき、あるいは銃後を守った。国全体が戦争に負けた無念さを共有するのはわかるが、全国民が責任を負うのは納得できなかった。
・・最近、政府の要人から東京裁判が「勝者の裁きであり、不当だ」といった意見が出ています。
第1次大戦後、戦勝国ドイツが再び脅威になる事を、防ごうと再起できないほどの過大な賠償を科した。その結果、ナチスの台頭を招いた。その反省から、敗戦国の全国民に責任を負わせるのではなく、平和に対する脅威を引き起こしたナチスの戦争指導者を裁き、そこに責任を負わせる、そういう新しい戦後処理の方法を考え出した。それがニュールンベルグ裁判であり、東京裁判だ。戦勝国の国民を納得させる為にも、それは必要だった。歴史の教訓から生まれた勝者の知恵だったと思う。
・・A級戦犯は犯罪人ではない、という主張もあります。
「A級戦犯の人たちが戦争に勝ちたいと真剣に努力したことを、誰も疑っていない。しかし、天皇陛下に輔弼(ほひつ)の責任を果たすことが出来なかった。国民の多くが命を落とし、傷つき、そして敗戦という塗炭の苦しみをなめることになった。そのことに、結果責任を負ってもらわないといけない
・・東京裁判
受託した51年のサンプランシスコ講和条約11条について「判決は受けたが裁判全体を認めたわけではない」という意見もあります。「負け惜しみの理屈はやめたほうがいい。サンフランシスコ講和条約は、戦後日本が国際社会に復帰し、新しい日本を築く出発点だ。それを否定してどこへいくんですか」「東京裁判にはいろいろ批判もあるし、不満もあるだろう。ただ裁判の結果を受け入れた以上、それをいまさら異議を唱えるようなことをしたら、国際社会で信用されるわけがない。条約を守り、誠実に励行することは、国際社会で生きていくために最低、守らなければいけないことだ」
'05.7.13.朝日新聞

散歩道<83>戦争知らない世代・大切にされるべき人、<157>韓国の歴史認識(慶州)、
備考:祖父が1番残念がったのは、父が3回も召集され戦地に行かされたことであったようだ。

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