散歩道<5207>
アベノミックスクルーグマンコラム・通説打破、良い兆候に注目・(3) (1)〜(4)続く
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そして、日本の経験から得られる教訓がもうひとつある。それは、長引く不況から抜け出すことは結果的に大変難しいが、その理由は主に大胆な行動の必要性を為政者に認めさせることが難しいためだということである。つまり、問題は厳密に経済的なものというよりも、主に政治的、あるいは知性に関わるところにあるのだ。
とりわけ、債務や財政赤字に関して言われている危険について考えて欲しい。ここ米国において我々が常に警告されているのは。今すぐに支出を削減しなければならず。さもなければギリシャのようになるということだ。いいたろうか、ギリシャ、である。
ところが、独自の通貨を持っていないギリシャは、米国にはあまり似ておらず、間違いなく日本の方がさらに関連したモデルを提示する。それに、悲観論者たちは日本の財政危機を予言し続け、金利が上がる度に迫り来る大惨事の兆候だとあおりたてているが、危機はいまだに訪れていない。日本政府は今も1%未満の金利で長期的な借り入れが可能なのである。
'13.1.17.朝日新聞・クルーグマン
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