散歩道<5205>

                    アベノミックス クルーグマンコラム・通説打破、良い兆候に注目・(1)                         (1)〜(4)続く

 過去3年間、高失業率にも関わらず、どの先進国の経済政策も、お粗末な通説によってまひさせられてきた。雇用創出のための行動に関する提案は何れも、悲惨な結末をもたらすとの警告により拒否されてきた。しの警告では、支出を増やせば、再建市場による罰を受けるという。紙幣を増刷すれば、インフレが急上昇するだろうという。何もできないのだから、何もすべきでないという。例外は更に厳しい緊縮財政であり、これはいつの日にか、どうにか報われるだろうとのことだ。
 しかし今、ひとつの主要国が、こうした横並びから脱しようとしているようだ。その国とは何と日本である。
 日本では政権験が次々に交代しているが、全く何も変化がないように見える。実際、新首相の
*2安倍普三氏は、以前にも首相を務めたことがあり自民党の勝利は、この国で何十年間も悪政を敷いた「恐竜」の復帰だと広く受け止められた。さらに巨大な政府債務を抱え、高齢化が進行する日本は、他の先進国に比べて巧みな措置をとる余裕が少ないと思われていた。
 ところが、再び政権を握った安倍首相は、日本の長期にわたる景気低迷に終止符を打つことを約束し、すでに、通説では行うべきでないとされている対策に着手している。そして、それによる初期の兆候はどうかというと、非常にうまくいっているのだ。

'13.1.17.朝日新聞・クルーグマン

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