散歩道<5200>
インタビユ・オピニオン・ 中央銀行の使命 (1) (1)〜(5)続く
疑念なき独立性が 悪い通貨創造防ぐ 人気取りはしない
英国の中央銀行であるイングランド銀行(BOE)のマービン・キング総裁が日本メディアの単独会見に初めて応じた。コング総裁は、英国が20年前、インフレ目標を導入した際の政策立案者でもある。日本銀行もインフレ目標を採用し、近く黒田東彦(はるひこ)氏を総裁とする新執行部が誕生する。英国の教訓、そして中央銀行の役割りについて聞いた。
・・・1992年、BOEチーフエコノミスト立ったあなたは、なぜインフレ目標の採用を政府に働きかけたのでしょうか。
「当時は、英国は(欧州域内の通貨統合に向けて為替レートを事実上固定する)為替相場メカニズムから離脱しました。望んでいなかったにも関わらず、そうなってしまったトラウマ的な経験でした。我々はすばやく、金融政策の新しい枠組みを見いださねばならなかったのです」
「私は、これまでずっと一つの原則を持ってきました。それは政策をシンプルにするということ。インフレ目標の大きな魅力は、政策目的が明確なことです。その一方で、『制約つきの裁量』を生みだす枠組みです。透明性や国民に対する説明責任といった『制約』はありますが、目標達成まで時間がかかることへの良い議論が展開できれば国民を説得でき、達成までの期間や手段については柔軟に対応できます」
'13.3.16.朝日新聞・イングランド銀行総裁・マービン・キングさん
関連記事:散歩道<検>政治、<検>外国、<検>活性化、<検>社説、