散歩道<5181> 
                           仕事力・やるべき事は、軽やかにやれ(2)                  (1)〜(4)続く                      
                              どんな人生にするか決めよ                       

自分で考えることから逃げてはいけない
 ちょっと気持ちが悪いかもしれませんが、私は6歳の時に「人を元気にする」というミッションを自分のなかに聞きました。すると書道家の武田双雲*2さんは「3歳の時に、1億*3人を幸せにすると聞いた」というのです。そして現在の活躍、何と素敵ではありませんか。
 これは誇大妄想でも何でもない。自分が生を受けたミッションを確かめるとそのミッションをかなえる為に一つのベクトルが生まれます。就職したい企業や仕事から何を学びたいのか。どのように貢献したいのか。自分なりの指針にそって、自分の人生をデザインする意識が育ちます。いつからでも遅くはない、まず1日5分でいいから考え、自分に問いかけ続けてください。今、思うようにいかない状況にいる時、親が貧しかったからとか、政治が悪い、景気が悪いなんて関係ないのですね。周囲のせいに逃げないで、自分が生きたと思う人生の延長線上にどう立つかを考えて欲しい。
 私たちは異なった環境に生まれ、自分だけの経験をして成長します。そこで生まれてくるミッション、一人ひとり違うからこそ社会は回っていきます。コミュニケーション下手の自分のような日本人を救いたい、あるいは母親世代を幸せにしたい、農業を何とかしたい。そんな様々な思いを胸に、まず、通用するビジネスの基礎力をつける。それが若い人の仕事力と思います。叉、人の上に立っていくというのはテクニックではなく、思いやりや価値観、ハートが太くぶれないか、つまり自分のミッションに従っているかどうかが問われます。お金持ちになりたい、有名になりたい、そして成功し税金をたくさん払う。それもまたいい。正直な気持ちへ向っていけば、エネルギーが湧いてきます。そして何かあったら自分のせいだと思う習慣をつけて下さい。

日本人を幸せにしよう
 グローバルな社会から私たちは後戻りできません。自然資源をあまり持たない日本はもちろんですが、すさまじい勢いで世界のつながりは強くなりました。かって海外から魅力的な市場として大切にされてきた日本は、今やアジアの一拠点に過ぎないというところまで来ています。
 そんな状況だからこそ、若い人には思いをめぐらして欲しい。グローバルビジネスとは、外国の製品やサービスをカスタマイズし、日本向けにローカライズして、使いやすい喜んでもらえるものにすること。また、日本の技術や文化でつくられた製品を、海外で喜ばれるようにして利益を生みだすことにほかなりません。つまり日本人を幸せにするメンタリティーをもっていると、成功する道筋が見えてくるのです。「自分が担当しているものを世界一にしようと」、やってやろうではありませんか。
 リーダーとして仕事をする世界のビジネス人は、本当に24時間働きます。ミッションをもって、自分の意志で仕事をし成果を手にします。時間が経つほど問題解決は難しくなると知っているから、決断も早い。こういう働き方を望む人は、全体のおよそ2割。勿論日本人でも、同じ気持ちで仕事をしたいという人が確実にいます。あなたもその一人ではないでしょうか。


13.2.10.〜3.3. 朝日新聞・コミュニカ代表取締役・山元 賢治さん

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