散歩道<5176>  

                           インタビユー オピニオン・経済学は無力か(3)                     (1)〜(6)続く    
                            武器は秩序感覚 派手な論争でなく 等身大で考える
  
 
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・・一方で安倍首相のブレーン、浜田宏一エール大名誉教授のようにリフレ政策を強く主張する学者もいます。誰が正しいのか、経済学で決着をつけられないのでしょうか。
  「経済学は、成長には構造改革が必要だとか、財政規律は維持すべきだといった『長期』のことはかなり明確に言えます。だが政府・政党が毎年決める個別の経済政策のような『短期』のことはさじ加減がいろいろある。僕ら象牙の塔の人間は良しあしを言いにくい。ところが経済学者の中にもさじ加減にまで口を出す人たちもいます。多分そういう人たちは???がいて、その意向で議論を展開しているのでしょう。アカデミックな経済理論に支えられているわけではないと思います」
・・・リーマンショック後、各国は財政出動や金融緩和など教科書どおりの経済政策をやったが、世界経済はいまだにフラフラしています。処方箋を示せない経済学は、人々の期待に全く応えていません。
  「そこまで経済学の責任だといわれると困りますが、米国住宅市場
*1の資産価格バブルやその証券化商品のマネーゲームの危うさを指摘してきた学者はたくさんいました」

'13.2.27.朝日新聞・一橋大大学院教授・斉藤 誠さん

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