散歩道<514>
散歩道3750回記念・面白い話・大集合(66)
414.十辺舎一九の墓には「此(こ)の世(よ)をば どりゃお暇(いとま)と 線香の 煙と共に はい左様(さよう)なら」という辞世の句が刻まれていました。散歩道<3776>
415.死者は二度死ぬ、最初は生物的に、二度目は生者が忘れた時に、忘れられ誰も参らなくなったお墓は最後、土にかえる。無常ですね。散歩道<3779>
416.俳優のチャールズ・ブロンソンの墓には「私の墓の前で泣かないでください。私はここにはいません」という「千の風になって」の元になった詞が刻まれていました。散歩道<3776>
417.「苦悩の末にヨーロッパが選択したのは、性別分業を前提とした社会のしくみを変え、共働きを支援する制度をつくって、女性の力を活用するという道だった。不安定な雇用でも、夫婦の収入を合わせれば暮らしていける。働く人口が増えることで、経済は活力を取り戻し、財政は好転した。出世率も上昇した。ヨーロッパ「再生」の鍵は、女性が握っていたのである。散歩道<3768>
418,しかし、ここにも落とし穴がある。そもそも「全面肯定か全面否定か」といった極端な二者択一の態度しか取れないというのも、精神医学では「スプリッチング」という病理的な状態と考えられる。また、国民的熱狂あるいは攻撃といった爆発自体も長くは続かない。それが一段落した後は、私たちはまた「多数派はどっち」といった他人の顔色をうかがうゲームに戻って、ストレスの多い日々を送ることになる。散歩道<3771>
419.ボストン美術館展・解説者・姜尚中さんの話(ヴィクトリーヌ・ムーラン)(エドゥアール・マネ)では、時代を超えよう、破ろう、しかし敗れない現実と妥協、異国へのあこがれや、変わりたい願望や、あせり等、「揺れ動く人」として、超えようとして超えられない自分と現実が絵に出ているという。散歩道<3774>
420.菅さんが、参院選の敗北から政権を立て直すにはどうすればいいか。再出発に必要なのは、なによりも「初期化」、原点回帰ではないか。具体的には、官僚主導からの脱却、土建国家からの脱皮、対等な日米関係、子どもは社会が面倒をみるという理念、地球温暖化阻止の構想などの民主党の理念を再確認し、リアリストらしくその実現に努めるのである。散歩道<3784>
421.ソ連外相がはやらせた「ノー・コメント」
戦後氾濫した横文字の中で、今ではすっかり日本人に定着した言葉がいくつかある。「ノー・コメント」(No
comment!)もその一つ。都合の悪いことを聞かれたとき、ダンマリを決め込むのに便利なこの英語、はやらせたのが、当時英米と利害を異にしていたソ連のグロムイコ氏なのだから皮肉である。昭和26年、日本と連合国との講話条約がサンフランシスコで結ばれた。この条約に反対するソ連代表のグロムイコ氏、記者団から何を聞かれても、「ノー・コメント」で押し通した。その後の国連安保理事会の常任代表時代に拒否権をしばしば行使した氏、ついに、「ミスター・ニェット(ロシア語でNo)」のあだ名で呼ばれるようになった。樋口清之様
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