散歩道<5139>
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インタビユー・オピニオン・ルックイーストはいま
中国は脅威ではない 東洋の事は東洋で 問題解決すべきだ(4) (1)〜(5)続く
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・・・97年のアジア通貨危機でマレーシアは周辺国と違って国際通貨基金(IMF)の支援を求めず、通貨の変動相場を固定相場制にして、しのぎました。
「IMFを頼らなかったのは、自国のことは自国で決めるためだ」
・・・10年以上たって、リーマン・ショックがあり、続いて欧州危機が起きました。
「欧米では、市場が自律的に需要を調整するといって、政府の規制を嫌う。だが金融市場はシステムを乱用して回復不能になった。ヘッジファンドが錬金し、銀行は無理な住宅ローンを貸し付ける。借り手は払えなくなり、銀行は債務超過で危機に陥る。強欲の結末だ。穴埋めに中央銀行が札を刷り、倒産企業を政府が支援している。かって批判してきたことをそのままやっているのだ」
「戦後、日本や韓国など東洋の国々が安く良質な製品を作るようになった。欧米は製造業の分野でかなわなくなり、金融市場に活路を求めた。サプライムローン、レバレッジ・・・。製品も雇用も生まれない。商いとはいえない。ギャンブルだ」
・・・米国のいいなりになる日本政府に何度も不満を表明しました。米国の意向をくんで、あなたが唱えた東アジア経済会議(EAEC)構想に反対した時やイラク戦争を支持した時です。そんな日本に学べと号令をかけたことを後悔をしませんか。
「われわれが見習ったのは、高い職業倫理で戦後の復興を果たした日本だ。米国の影響下にある日本ではない。米国はEAECに中国を含めたから反対した。環太平洋経済連携協定(TPP)でも中国を除外しようとする。われわれは東洋の人間だ。敵を作るのではなく、自分たちの問題は自分たちで解決すべきだ」
'13.1.15.朝日新聞・マレーシア元首相・マハティ−ル・ビン・モハマドさん
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