散歩道<513>
                          散歩道3700回記念・面白い話大集合(65)

408.世界同時不況から脱して、次の危機も封じる有効な処方箋は何か。大恐慌の時代より格段に進歩したはずの財政・金融政策も現代経済学も、その問いに対する明快な答えを出せていない。経済学は物理学でいえばニュートン(1642-1727)よりだいぶ前の段階」(小島寛之帝京大教授)とさえ評されるゆえんだ。散歩道<3710>

409.道路も空路もOK「空飛ぶ車」米で販売へ
 
今日は愛車で空港から飛んでいこう・・・・。そんなこことが可能になる「空飛ぶ車」を、米マサチューセッツ州のテラフュージア社が開発した。軽量機としての飛行がこのほど航空当局から認められ、来年度の販売に向けて準備している。名前は変わりなどを意味する「トランジジョン」。時速185`で飛び、航続距離は約740`。地上に降りた後は電動で翼をたたみ、普通の道路で運転できる。散歩道<3717>

410.書物は、書き手が無意識の領域から、必死で新しい言葉を汲み上げてきた歴史の累積だ。過去に公にされた意見や論を一つ一つ全部つぶし、ではその上で何をいうか。抜き身で向き合う勝負の気迫が、かっての書物にはあった。 「チャットはおしゃべり。ツイッターはつぶやき。言葉を生む行為を軽視し、通信だけが異常に特化した結果だ。電子書籍は個人でも出版できるが、編集や校閲という自制もなく、私的な言葉を垂れ流すだけだ」 石川氏はさらにいう。「言葉は本の手触りや質感に根差し、色やにおいを引き連れて立ち上がる。ツルツルの感触しかない端末では、情報は伝わっても、言葉は立ち上がるまい」散歩道<3756>

411.人気のあるサイトは検索上位に現れるので、より多くの人の目に触れ、影響力も増していく。「強者はますます強く、弱者はますます弱くなる」仕組みだという。これでは少数意見を排除し、むしろ同調を強いることにもなりかねない。「ネットの民意といっても、それは刻々と変わる最大瞬間風速に過ぎない。人びとはいつも主体的に選択しているわけではなく、流れに撒きこまれる。それを『民主主義』と標榜するのは、危うい」。散歩道<3757>

412.恐らく現代はもう「物」に関して不自由なことはほとんどありません。家庭生活でも会社でも困ることはないほどです。機能面は豊かです。しかし、それは変化や、苦労も含めて驚きがない日常を過ごさなければならないことと同義なのです。1日24時間その中で非日常的なことはほとんど起こりません。極めて当たり前の日常がづっと続いていくだけです。ならば、その必ず続く日常を豊かに、小さな驚きや喜びが満ちた日々にしたいと無意識に願う。だから単に食事を作るとか、くつろぐとか、お風呂に入る、寝るといった日常がすてきであって欲しいと切望するのではないでしょうか。散歩道<3761>

413.
何でも袋”の華麗な変身?「どんぶり」
 その昔、「だん袋」といって、チリ紙からお金まで日常の小間物を何でも入れて歩ける、財布兼用の便利な手提げ袋があった。この袋が、意外にも後世にその名を残したのは、古い説によると、袋の世界でなく食器の世界だったという。江戸時代、ご飯もおかずもいっしょくたに盛れる大ぶりの鉢が、朝鮮から入ってきた。まるで「だん袋」のように何でもはいるというわけで、「だん袋鉢」と言っているうちに、気の短い江戸っ子のこと、いつのまにか縮まって「どんぶり鉢」になってしまった。「どんぶり」の前身を知れば、「どんぶり勘定」が、袋から無造作に金を掴み出す様を形容したものであることは、容易に想像がつく。
樋口清之様

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