散歩道<5127.>

                              オバマ再選後の米国
                              
米中が腹さぐる熾烈な外交へ(1)            (1)〜(3)続く
 

 接戦の末、米大統領選を制したのはオバマ氏だった。内政では財政問題、格差の拡大と課題が山積する一方、中国など新興国が台頭し、超大国・米国の力に陰りも見える。米国はどこに向うのか2人の識者に聞いた。

 オバマ大統領の世界観を知る手がかりとなるのは「アメリカ後の世界」という概念です。これはインド出身のジャーナリスト、ファリード・サガリアが唱えました。「その他の国々が台頭している世界」であり、米国の力が相対的に落ちてると言う見方です。
 このような世界では、米国は直面する問題の多くを単独では処理できなくなっている。そこでアメリカ後の世界と対となる「マルチパートナー世界」という概念が重要になります。冷戦下の二極構造がおわり、米国の一極化あるいは多極化
の時代が来るといわれましたが、そのような「極」ではなく、さまざまなパートナーで構成される世界にしていかねばならないという規範を示します。



'12.11.9.朝日新聞・青山学院大教授・中山 俊宏さん

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