散歩道<5070> 
    
                     政治を話そう・インタビユ・オピニオン・ 退屈しのぎを超えて               
                               
                    3・11のショック 人は考える動物に 今こそ変える時(5)          (1)〜(5)続く
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・・・・国分さんは以前から、行政が政策を実行していく過程に一般の人々も参加できるようにするべきだ、と主張されています。
  
「それは民主主義の制度の問題ですね。民主主義の枠内で私たちに出来るのは、数年に1回、選挙に行くことぐらいです。選挙は、市長のような行政の長を選ぶものもありますが、おおむね立法権に関わっています。立法府たる議会に送り込む政治家を選ぶ手続きですから」
  「しかし、実際に私たちに関わる政治のほとんどは、省庁や市役所といった行政権力が担っている。なのに、それらは単に決められたことを行う執行機関とみなされているから、市民は決定過程に関われない。
たとえば役所が『ここに道路を作ります』と言ってきたら、それにあがなうのは本当に大変です。行政権力の決定に公式に関われる筋道がないからです。民主主義というなら、市民が行政権に関われる制度がなければいけない。難しいでしょうがそれを考案していくことが急務です」

'12.10.2.旭新聞・哲学者・国分 功一郎さん

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