散歩道<4978>

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数万の人を動かす
 ソーシアルメディア リーダーは不要

どうにも盛り上がらない政治とは対照的に、活気づいている路上、金曜日、官邸前。ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアによって繋がったとか、間接民主主義が機能不全に陥っているからと解説されているが、言葉が先走っている感じがしないでもない。批評家の濱野 智史さんに聞いた。実際、どうなんでしょうか?

・・・・首相官邸デモに限らず
   「アラブの春」でもウォール街選挙でも、ソーシャルメディアの役割りの大きさが指摘されます。要するに、瞬時に大量の「ビラ」をまけるようになったということですね?
   「いかにもマスコミの人らしい誤解ですね。デモに参加している人たちは動員されているというより、連鎖しているんですよ。『デモいってきたよ』『楽しかったよ』という友だちのつぶやきを見て、じゃぁ自分も行ってみようかなと。そんな普通の無数の小さな環が積み重なって、数万人を路上に出現させた」
   「いま世界を揺るがしているのは『思想=内容』ではなく、ネットワークでつながるという『形式』です。何かムカつくことが起きるとソーシャルメディアがガソリンとなって人々が街に繰り出し声を上げ、社会を変えるきっかけになっている」

'12.9.14.朝日新聞 批評家・濱野 智史さん

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