散歩道<4974>
オピニオン・耕論・団塊世代の第2幕(1) (1)〜(2)と続く
起業し若者たちに投資する
団塊世代に対して、「死ぬまでに貯金を使いきるほど消費するのが社会・経済のためになる」といった論がよく唱えられますが、私はそれより「自分の会社を作って若者を雇おう」といいたいですね。将来の世代と社会に対する本当の投資であり、世代を超えたシェアです。
経営・人事、会計、研究開発、建築設計、デザインなど、会社員時代に蓄えた知識、経験人脈などを生かせば、いろいろな会社が作れるはずです。企業側も、安価で質の高いサービスを提供する定年後起業会社には仕事をたくさん発注するでしょう。大企業で管理職を経験した人なら年商3千万円程度は軽く稼げます。朝日新聞を定年した人もぜひ起業してほしい(笑い)。 3千万円の預金を定年後30年で使いきるより、毎年3千万円を稼ぐ会社を作る方が、経済波及効果も大きく、国にとっては税収も増え、年金の支払いも減ります。
知人で定年後、建築士の資格を生かして設計事務所を開いて、社員2人を雇っている人がいます。社員に子供がいるので、頑張って受注しているそうです。70歳を過ぎていますが、年金も貰っていません。
起業したら、30歳を過ぎてフリーライターや契約社員のままの若者を正社員として雇ってほしい。正規雇用されず、スキルを身につけるチャンスがなかった彼等ロスジェネ世代の若者たちに、自分たちが持つ知識、経験、人脈など会社員として蓄えた財産を伝えてほしいのです。ロスジェネ世代は、団塊ジュニア世代とも重なります。団塊世代の人生の最後は、若い世代に雇用を与え、自分の資源をセェアすることに使って欲しいと思います。
12,9.7..朝日新聞・社会デザイン研究所・三浦 展(あつし)さん、
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