散歩道<4714>
インタビユー・オピニオン・新しい民主主義(2) (1)〜(8)続く
何十万人もの[自分たち」で動き、決める時が来た。
金融が絡めとる 現代の労働者たち 国も企業も危うく
・・・この危機の根源は何ですか。
一つは国家がグローバルな市場の動きに追いついけないことです。もっと根源的な問題があります。企業と労働者の関係やお金の流れが変わってしまったことです。
現代の労働は知的で認識的なものになりました。あなたは自分でパソコンを持っている。私を撮るカメラマンはカメラを持っている。独自に資本を所有しているわけです。求められるのは頭脳そのものや人的な組織力かもしれません。これが今の労働市場であり、企業は労働者を把握することができなくなりました。
一方で金融は、労働者が生みだした富を取り込み。それを貨幣や証券、あるいはポケットの中のクレジットカードに変えてしまう。それが労働者の負債を生み出しています。
・・・この流れを止めるには。
後戻りはできません。イタリアでは「フィアット社が栄えれば国が栄える」と言われましたが、そのフィアットも生産の軸を海外に移してしまった。
もし新たな流れがあるとしたら、それはフィアットを戻すことではありません。民主主義の領域においてのみ、ありうるでしょう。様々な領域のコントロール(管理・統制)に多数の人々が直接参加する「新しい民主主義」です。
'12.1.4.朝日新聞・政治哲学者・アントニオ・ネグリさん
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