散歩道<4709>

                              社説・若者と高齢者と政治(1)                  (1)〜(4)続く
                               世代をつなぐ分かちあいを

 昨年世界を動かした主役は若者たちだった。
 独裁体制を制した「アラブの春」も、米ウォール街の占拠から世界に広がった。「格差
*1社会」への抗議行動も、若い世代が先頭にいた。
 なにせ、どこも若者受難の時代なのである。
 国際労働機構(ILO)によれば、世界の15歳から24歳までの失業者数は09年、過去最多を記憶した。その後も失業率は、他の世代を大きく上回る。それが「世界中でみられた抗議の要因だ」とILOは分析している。
 日本でも直近の統計で、この世代の失業率は約9%で、全世代平均の2倍近い。40%を超すスペインなど欧米諸国よりは低いから、現状への「不満」はまだ少ないのかもしれない。だが将来への「不安」は、おそらくひけをとるまい。日本でも若い力が動き出している。例えば、昨年の大阪市長選だ。朝日新聞の出口調査では、前回の選挙より投票所に足を運んだ若者が笛、20代、30代の7割は大阪維新の会の橋下徹氏に一票を投じていた。

'12.1.3.朝日新聞・


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