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散歩道1400回記念面白い話・大集合(20)
130.フランチェスコ・パーサーノの絵は6・7・8月が星座のシンボルである蟹、獅子、乙女で表されていたのが面白い。<散歩道181>このような発想をした当時の絵師は日本にはなかったはずだ。日本の屏風で、1枚の画面に春、夏、秋、冬の四季が描かれた絵に出会う事もそんなに珍しい事ではない(日月山水図屏風等)。(滋賀県立美術館常設室にもある)1日の夜明けから夕暮れまでの推移の時間経過を追うたものはある。(とうもろこしの谷間・19世紀初)
131.凡人が歴史に名を残す法「ハヤシライス」
歴史に名を残すということは、偉業であれ、,悪業であれ相当の”大ごと”を成し遂げた人物にしてはじめて可能な難業だ。ところが、ここに一つ、凡人にも、それを可能にしてくれそうな話がある。洋食に、細切肉を示す「ハッシュ」がなまってできたといわれる「ハヤシライス」という料理がある。ところが、この料理、一説に明治初め、横浜に辛い料理がからきしだめだという林さんという人がいて、この人がいつもカレー抜きのカレーライスを注文していた所からついた名だともいう。これぐらいのことだったらオレだって、と思わせる話だが、最近の食堂で、どこまでこのわがままを聞いてくれるかは保証の限りではない。
132.鉦(かね)と鼓の音がいっしょになって「チャンポン」
祭りばやしなどに使われた鉦は、もともとはしゅ木でたたく仏具で、チャンという音がする。いっぽう、能の舞台で流麗な音を響かせる鼓は、ポン。鉦は庶民的、鼓は貴族的な楽器というわけだが、これを一緒に演奏すれば「チャンポン」という音がする。長崎名物「チャンポン料理」は、肉や野菜をごった煮したものを言うが、野菜が庶民的、肉が貴族的ということか。では、ビールとウイスキ−を「チャンポン」に飲む場合は、どちらが貴族的で、どちらが庶民的なのだろう。同じ飲むなら、貴賎とりまぜて飲むよりは、どちらかいっぽうにしたほうが悪酔いしないようだ。樋口清之様
133.哀れ、本番の味を知らず!「あて馬」
競馬の主役はなんと行ってもサラブレッドである。だが、どんな世界にも主役をひきたてる脇役がいるもので、さしずめ種付け用の牝馬を発情させるために使われる「あて馬」などは、その最たるものだといえよう。血統の優秀な馬になると、種付け料は、一回数百万円。その豪勢なベッドインが空打になっては、元も子もない。そこで、一発必中を狙って、牝馬の受け入れ態勢を十分に整えさせる必要がでてくる。そのために使われるのが「あて馬」だが、大いに気分がのって、いざというとき本命の種馬にとってかわられてしまうというのだから、世の競馬フアンならずとも、まことに同情を禁じえない。樋口清之様
134.最高の証拠物件「お墨付き」
花押(かおう)というのをご存じだろうか。その昔武家の主君などが、所用を代筆させた最後に、自ら筆をとって自分の名前とともに記した判のことで、その文書の証拠力を高めるために用いられた。これはもともと草書体で、その形が花のように見えることから、花押と言われるようになったわけだ。昔のことだから、当然之は墨で記されており、花押と署名を合わせて(お)墨付きとも言った。この、お墨付きがあるかないかでは、その文書の持つ威力・効力が全く違い、その内容が権力者によって確実に保証されていることを意味していたのだ。だから、お墨付きを貰っていれば、それこそ大船にのったような気持ちでいることができたわけだ。樋口清之様