散歩道<4689>
経済気象台(689)・ITを核に据える経営
自宅で無病(ぶりょう)がかこつと、書店や古本屋*1に出かける習慣がなくなるかもしれない。
知人に薦められ、書籍のインターネット販売、A社のサイトを覗いてみたら、そんな思いがした。
書名を入力すると、求めた本だけでなく、関連する売れ筋本も出てくる。これがいわゆるリコメンデーション(推薦)機能だ。驚いたことに、新刊と中古本の値段が併記されている。新刊はA社が販売し、低価格の中古本は他の業者が販売する仕組みで、新刊の売行きに悪影響がないのかと要らぬ心配をした。新刊であれば新書1冊でも配送量は無料で、注文翌日には届いていた。
筆者は依然、A社のようにネットで販売する事業を立ち上げた。それまでは大都市での店舗販売が主体で、ニッチではあるが、所得上位層の女性らに人気があった。そこで、地方という密度は薄いが確実な需要を掘り起こそうと考えた。しかしサイトへの集客が思うように伸びず、事業は苦戦気味だ。
A社の事業コンセプトは、「顧客の購買決断の支援」→「ネットによるこれまでにないユニークな購買体験」→「リピートで拡大再生産」という形態だ。筆者の興味や関心も、これに絡め取られた気がする。
雑誌「月刊ネット販売」によると、ネット販売実施企業上位300社の売上げは約1兆9400億円で前年比14.7%もの増。A社は書籍外のを含め3900億円と推定されている。ちなみに国内店舗型の最大手の書店は1130億円だ。
今や書店だけでなく全ての企業が、インターネットと急速に普及するスマートフォンを前提にしたビジネスへの変化が求められている。
'11.10.28. 朝日新聞・
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