散歩道<467>b
散歩道1200回記念面白い話・大集合(19)
125、京都菓子の文化、唐衣(からころも)きつつなれにしつましあればはるばるきぬるたびをこそ思う。 京都桂離宮にエリザベス女王を迎えた時のもてなしに、裏千家の出された京菓子は”唐衣”であったそうです。薄い紫色の菓子に、なかのあんこは、玉子の黄色のあんであったそうです(注文者の希望により)。はるばる遠くイギリスから来て頂いたことを感謝する気持を、菓子に伊勢物語の杜若(かきつばた)を読んだ実に趣のあるものであったそうです。優雅で、センスがあって、又菓子として美味しい実に京都らしいい歴史ともてなしの心をこの話に感じました。(NHK・TVでの話)、関連記事:<1051>人はなぜ花を愛でるのか?講演会(1), 関連記事:散歩道<54>クリントン大統領と国文学者橘曙覧の和歌
126、WORDS(ワード)とは前後の語をよく食うものだ、そして、全くわけの解からない新漢字を、さも簡単にどんどん造るものだ。
最近の実際に出てきた漢字の例を提示します。 視点→支店、 ない→内、・・するか→する蚊、・・・あるからだ→・・・ある体、洋装→様相、英悟→英語、そのせい→その性、その対策→その大作、手痛い→停滞、不意を突かれた→不意を疲れた、機械→機会、 悪影響→悪栄影響、 やむおうえない→やむ王得ない、不況→布教、 主義→手技、
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127.日本国際交流センターのシニアフェロー・田中 均氏の講演会での話・
先日、シンガポール公演をした際、次のようにのべた。日本の友人たちよ、広い視野で物事を見よう。韓国の友人たちよ、もう少し冷静に考えよう。中国の友人たちよ、自由に考えよう。ASEANの友人たちよ、もう少し自信を持って、オーストラリアの友人たちよ、もう少しアジア人らしく振舞おう。インドの友人たちよ、もう少し言葉少なに。そしてアメリカの友人たちよ、もう少しつつましやかに。散歩道<1655>
128.点をつけて了解した昔の回状「がってん」
あなたの勤務先や,町内会などでは、メンバー間の連絡に使う回覧に、各人がその連絡事項を確かに見た、了解したという印を,どのようにつけているだろうか。昔の回状には、それが回るべき各人の姓名が列記されており、見終わると自分の姓名の肩に点を打って,了解の印をした。似たようなものに、和歌の採点がある。評者は、すぐれた歌の上に点を打って、「よし」という意味を表わすことがあった。こう言われると、「がってんだ」「合点がいく」という言葉にも合点がいくが、最近の会社・官庁などの稟議書(りんぎ)には,よく読みもしないで了解するめくら判が多いようで、これでは早合点になりかねない。樋口清之様
129、役に立たない穀つぶし「べらぼう」
昔はすりこぎは、飯ツブをつぶして、糊(のり)を作ったり、粉にして団子をこしらえたりするのに使われた。このすりこぎを「べらぼう」と呼んだのは、洒落(しゃれ)の好きな江戸っ子。”箆”(へら)というのはもともと木や竹を細長く削り、糊を練ったり、塗ったりする道具のことで、そこから米を潰すだけのすりこぎを「箆棒」(べらぼう)と名ずけ、飯を食うばかりで何の役に立たない連中の代名詞にしたという。この「べらぼうめ!」と、江戸っ子特有の巻舌でののしり合う舌戦こそ、江戸名物だったわけだが、いつのころからか、はなはだしい様、異常な様子を強調する言葉として使われるようになった。樋口清之様
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