散歩道<4640>
絵画展・細川家の至宝展(2) (1)〜(2)続く
又、豪華絢爛総文様染めを代表する友禅染め、模様の革新、構造のダイナミズム、あふれる明るさ、散らし模様のしずけさ等、桃山時代から江戸後期まで、また現代まで着物文化を代表する織物文化に尽くされたことが、この度、京都文化博物館で開かれている”京の小袖”展でもその見事さは実証されるのである。
旧くは、古今和歌集の編集や、多くの芸の家元とのお付け合いを、日本の歴史上で、プライドとその文化を後世に伝えなくてはいけない使命感のようなものが、細川家として文化を今に伝える原動力だったのではないかと想像する。
又、当代を代表する人物(宮本武蔵等)や画家(横山大観、梅原龍三郎、安井曽太郎等)や芸術家のスポンサーになって影で、当代の一流芸術家を支えたのは意外と知られていないようだ。
東洋美術である、仏像や銅版、陶器など当時の目利きであるコレクターから勧められたり、又自分から希望して、いいものを収集することには目がなかったのだと思う。それ等に宗教的な要素は余り感じないが、美術品としての興味がより強かったのだと思う。
それにしても日本のこれらの伝統芸術品を収集された時期は、明治時代の終わりから昭和の始めから戦後の始めまで、海外流出が盛んになる前であったことも、これだけのものが収集できた要因だと考える。
国替えなど何回されたようだが、その場域内では何十万の市民が平和で、安定した社会を満喫し、市民が自由に文化に目ざめさせていたことも背景にあり、市民が最高の芸術作品を作る素地を広めていたことも要因だと思う。
国民が日本の誇りとして今も細川家を温かい目で見ているように思う、その背景に上記のような思い(考え)が家訓としてあったのではないかと想像する。
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備考:'12.1.1.から九州国立博物館で開催される予定です。
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