散歩道<4636>
インタビユー・オピニオン・資本主義経済よ、どこへ(4) (1)〜(6)続く
宿命のバブル崩壊 財政は赤字に傾く 完璧な処方箋はない
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・・・中国はリーマンショック後に一気に世界経済での存在感を高めました。この「国家資本主義」は新たな選択肢になりうるでしょか。
「中国は民営企業の成長をどんどん促し、日本よりむしろ資本主義的です。ただ、経済的自由と密接な関係にある言論の自由、政治的自由がない.高成長が続き国民に不満が少ない時はいいが、いったん低成長になって分配を取り合うようになったら長続きしない」
・・・近い将来、中国経済も危機にひんする可能性がありますか。
「予言というより不安に近いが、もし13億人の中国経済が何らかの形で崩れると世界危機につながりかねない。歴史上2ケタ成長を20年以上続けた国はなく、中国も例外ではありません。世界第2位の経済大国の中国経済が軟着陸できなければ、日本も世界も深刻なショックを受ける。何としてもそういう事態は避けたい。中国経済の持続維持には、地方政府にもっと行政権限を分けて連邦型国家になればいいのですが」
・・・地域統合の理想モデルとみられてきた欧州連合(EU)ユーロは、今や世界経済の火薬庫です。
「EUは成文憲法もなければ慣習法もない半国家です。財務省もない。財務省はどの先進国でも歳出がどんどん膨張するのを押しとどめる重要な機能です。それがないユーロという単一通貨制度はまだまだ未完成品なんです」
'11.11.8.朝日新聞国際文化研究センター所長・*1猪木 武徳さん
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