散歩道<4635>

                         インタビユー・オピニオン・資本主義経済よ、どこへ
(3)        (1)〜(6)続く
                    宿命のバブル崩壊 財政は赤字に傾く 完璧な処方箋はない

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・・・米国経済の動揺で世界経済は中軸なき「Gゼロ時代」です。秩序回復を誰が担ったらいいのですか。
  「国際政治も世界経済も、最後に統治の責任をもつ者がいないと混乱と無秩序を生みます。G7は発足時の5ヵ国から7ヵ国に増えて次第に形骸化し、共同声明も官僚的になった。新興国を含めた20ヶ国・地域のG20もそうならないでしょうか」
・・・国際通貨基金(IMF)などの国際機関はどうでしょう。
  「パッと即断即決できる構造ではない。トラブルが起きたときに国際機関が法の条文だけ解決するのは無理です。ほどほどの正義感を持った力のある者に解決を委ねないと収まりません。結局、当分は米国しか役割りを担えないということです」「1929年の世界恐慌は、英ポンド体制や金本位制が崩れたのに米国がすぐに基軸体制を築こうとしなかったのが大きかった。リーマン・ショックでドルが力を弱め、ユーロが基軸通貨候補として一時期待されましたが、やはり2通貨基軸はたいへん不安定です。通貨体制も当分はドル中心でいくでしょう」

'11.11.8.朝日新聞国際文化研究センター所長・*1猪木 武徳さん

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氏名・*1猪木 武徳2304,2546,<検>政治、<検>外国、<検>社説、