散歩道<4629>
インタビユー・オピニオン・記者が消えた街(3) (1)〜(6)続く
米で地方紙が激減 監視なき役人給与 大統領の倍にも
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・・・・記者がいれば防げましたか。
「新聞記者でなくてもいい。ネットでも雑誌でもだれか記者が時々、ベル市役所へ立ち寄るだけで防ぐことができた。行政官はさほどの偽装工作はしていなかった。米国では地方記者の初任給は年400万円ほどなので、もし住民が総意でその額を調達して記者をひとり雇っていれば、十何億もの税金を失うことはなかったのです」
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・・・・権力を監視する役目の者が消えたためですね。地方政治には何か影響が出ていますか。
「選挙で異変が起きています。オハイオ州のある都市で、2007年を最後に地方紙が姿を消しました。翌年から一円の自治体選挙で候補者が減り、投票率が下がり始めた。プリンストン大の研究者が調べたところ、現職の実績が全く報道されず、有権者は投票日に判断材料に窮していた。記者がいなくなった街ではどこも現職有利、新顔不利の方向に作用しています」
'11.10.29朝日新聞・元米誌記者・スティーブ・ワルドマンさん
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