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山折哲雄教授講演会・宗教の話・「わが子を捨てたブッダ」(1) (1)〜(2)続く
「わが子を捨てたブッダ」というタイトルでお話になった。人生80歳の時代に入って、親捨て、子捨の問題が新聞をにぎわしている。このような時代に入ったのかと思った、そうしている時にスマトラ島の大地震*2が起きた.そこで多くの親なし子が出来た。この子たちには希望というものがあるのか、失望よりないのか、この子達は、すべての人間が引き受けなくてはいけない問題ではないかと思った。ブッダはわが子にラーフラ(悪魔という意味)という名前を付けた。又、29歳のブッダは出家をするその時、妻子をおき去りにしたのです。(ラーフラは2度捨てられたのです)。シャカも捨て子として出発、イエスキリストもそうかもしれない、神の子であり(肉の子ではないといわれる)、マハトマガンジーは子供から結婚の相談受けた時、結婚は肉であると反対した、その後、子供(ハクラール)からいろいろのじゃまをされる。子供を捨てるのは宿命なら、救う方法はあるのではないか。道元(8歳で母死亡)も17歳で出家、芭蕉も幼児の頃、父親を失っている。ブッダーには10人の弟子がいた。上から8人は一芸に(知恵、カリスマ、修行、神通、供養、説法、議論、規定等)秀でていたが、2人(ラーフラ、アナン)はそうではなかった。しかし彼(アナン)は人の話を聴く事に長じていた、その彼にラーフラ(息子)は救われる。長じて(ラーフラは)10人の弟子の1人になる。(ラーフラがこんなに成長したのは、知恵、カリスマのあった人からの影響より、アナンの(聴いてくれる)ことがあったことより考え難い)。聞くということはどれほど大変なことであるか(聞くということは難しいことです)。
'07.6.17.講演・日文研学術講演会、教授・*1山折 哲雄氏
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