散歩道<4600>

                         時事小言・ウオール・ストリート占拠
                               組織不在の21世紀革命(4)                   
(1)〜(4)続く

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 組織の不在と政策の空白は裏表の関係にあると私は思う。多様な考えを持つ人々が集まる為には争点を絞らなくてはならない。フェイスブックやツィッターを見て集会に参加した人々が、特定の政治勢力に加わる意志を持っていたとは考えにくい。インターネットを経由して結ばれた社会連帯の中心は空白なのである。
 国境を横断して、膨大な数に上がる人々が、現代資本主義に異議を申し立てる。まさに世界革命のような事態が起きているというのに、それがつくりだす政治の形は、まるで見えてこない。そこで明らかなのは、議会制民主主義をとる諸国においても、既成の政治が吸収していない膨大な不安と不満が鬱積
(うっせき)していることだ。その危うさ、恐ろしさだけは政治家の皆さんに見ていただきたい。2011年11月11日 11:11:11


'11.10.19.朝日新聞・東京大学・国際政治学者・*1藤原 帰一氏

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