散歩道<4583> 

                           耕論・オピニオン・ようこそ論争の解放区へ
                                   
言葉の死闘に驚きたい(1)
                           (1)〜(2)続く

 自戒を込めて言うのですが。政権支持率がちょっと下がっただけで「暗雲が立ち込めた」など使い古された言葉を多用するような報道、揚げ足取り的な批判に終始する報道には、もううんざりなんです。
 従来のステレオタイプ的な報道を乗越えるため、新聞のオピニオン面が果たす役割りは大きいと思います。人を論破したり説得する時には、言葉*1の力を尽くす必要がある。ネット上にあふれる「言いっぱなしのつぶやき」ではなく、言葉の死闘が見たいものです。社論にこだわらず、多様な意見を掲載する懐の深さが求められています。
 私が朝日や日経のオピニオン面を読んで爽快に感じるのは、「あっ、こういう見方もあるのか」「えっ、この人こんなこと言うの」という驚きを感じさせてくれる時です。読者をうならせる意外性、変化球を見せて欲しい。20日の朝日のオピニオン面では、単なる脱原発やデモではなく、「街に出る人たち」というテーマ設定が面白かった。逆に、テーマや読者の選択が従来の新聞の型通り、という時はつまらないようですね。
 
'11.10.21.朝日新聞・ニュースキャスター安藤 優子さん 

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備考:言葉の軽さで、すぐ頭に浮かぶのは民主党の大臣(松本、蜂呂、一川、平野、山岡さん)の場所やタイミングを間違えた発言です。皆に、受けようと思ったり、特別、卑下したりしないで自信と責任をもって発言していただきたいと思います。