散歩道<4580>   

                       耕論・オピニオン・ようこそ論争の解放区へ
                              
ビッグネームと読者結べ(2)                            (1)〜(2)続く

  FTの読者の半分以上は国外です。アジアの読者も増えている。公務員であろうと銀行家であろうと、世界で起きていることを知らねばならなくなっています。2世代前までは、知識を基盤にした仕事に就く人は20人に1人ほど、今は半分以上がそうでしょう。じきに全ての人がそうなります。だからグローバル時代にふさわしい新聞でありたい。ウォールストリート・ジャーナルとニューヨーク・タイムズがライバルです。
 インターネットが論評の世界を変えていることも事実です。以前は新聞もゆっくり時間をかけて作られていました。2〜3日前に起きたことの論評を載せても問題はなかった。しかしニュースのサイクルが短くなり、スピードに対して人々はお金を払う時代になっています。
 そこで私はFTのサイト内に「Aリスト」というページを立ち上げました。米国の著名投資家ジョージ・ソロス氏や政治学者のフランシス・フクヤマ氏といった約40人に加わってもらい、事件が起きた当日、短くていいからパンチの利いた論評を最適の人が書く。つまりニュースにオピニオンが即応する。FTと世界一流コメンテーターとの協業の場です。こうやってビッグネームと読者を結ぶことが重要だと考えています。

'11.10.21.朝日新聞・ジェームズ・クラブツリーさん  

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