散歩道<4573>
オピニオン・変革期の日中
危機管理 仕組みを重層的に(3) (1)〜(4)続く
●国民の声に過敏
・・・政権が国民の目を意図的に外に向けさせていませんか。
「それをやると、自分の首を絞めます。内政の不満を一時的に解消できても、国民はそれで納得せず、さらなるものを求めるからです。安定的な国際環境が崩れてきます。不満をそらすために外交を利用しているわけではなく、国民の声に過敏になり過ぎている部分が大きいと思っています」
・・・中国は「平和的に発展する」と繰り返していたのに、周辺国を刺激し、逆に警戒される結果になってしまいました。
「ここ数年、平和発展は余り言われなかったですね。昨年12月戴秉国(タイピンクオ)国務委員の平和的発展に関する論文が出て、また結構言い始めているようです。軌道修正があったのだと思います。
・・・尖閣問題ですが、中国は日本の実効支配を覆しにくるとの見方がありますが。
「去年の事案は中国が意図的に何かを覆そうとやってきたのではほぼない。日本は静かに有効支配をしているのですが、中国では、日本の誰かが視察するとか、ちょっと尖閣絡みの話があると、日本にやられているという発想になる。国内法に基づいて淡々と処理するというのが我々の方針でしたが、中国側から思ったより大きな反応があったのは事実です。尖閣についてはこれからも難しい問題が起きるのは間違いない」
'11.10.5.朝日新聞・駐中国公使・垂 秀夫さん
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