散歩道<4461>

                          美術展・日本画 きのう 京 あす
                       京都日本画家協会創立70周年記念特別展(1)

 随分力が入った美術展である。歴代理事長・顧問作品は主に京都美術館、京都市立美術館に保管されている作品で見ごたえあるものである。京都画壇を作った人達の会派による作品が並べて展示されている。会派を超えた交流と切磋琢磨する状況が創設以来続く京都画壇の姿は、国内でも珍らしいのだそうだ。今回の展示は、説明では、期間中・前期展示200、と後期展示作品200が入れ替えられ展示されるというから展示方法も興味がある。前期(あ〜た)の名前迄、後期は(た〜わ)迄という選ばれ方で何ともユニークである。会派の作品は、戦前から始まり、今に引き継がれてきている歴史の重さと、出展されている作品の数の多さと、質のよさに圧倒される。今日は興味引かれる、好きな絵、ユニークな作品を中心に出品目録にマークし見て回った。多くの見学者の真剣な一つの作品の前でたたずむ眼差しに、興味ある作品として出品目録に自分でマークしたか気になってまた覗いてみた。日本画には修正を受けつけない精神の統一、集中した状況を要求され、無駄がそこにない厳しさがあるように思える。これでもか、これでもかという絵具で絵を塗り重ねる油絵に向うような洋画の気持ちは許さないようにおもえる。

関連記事:散歩道<検>美術展・絵画展解説、<検>文化、<検>見学した美術展、