散歩道<4437>
耕論・オピニオン・中国に飛び込む(2) (1)〜(6)続く
自信つけた中国人 行きつもどりつ さらに開放に動く
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・・・徳地 さんは、日本人ながら中国政府系金融グループの投資銀行部門トップです。就任のきっかけは。
「大和証券でニューヨークに勤務し、その後、北京代表を務めていた時、昔の知人の王東明社長(現会長)に誘われました。当時は外国人が経営陣に入るのは禁じられていた。でも王さんは、中国証券監督管理委員会トップの周小川さんに掛け合ってくれた。周さんんはいま、中国人民銀行総裁です。あのころ金融市場はまだまだ小さかったけれど、成長著しい中国の真中で勝負してみたい気がわたしにはありました。5大商業銀行など、多くの大型国営企業の上場を手がけることもできました」
「中国は先進国の経験を取り込んで、とにかく速く発展したいと願っている。そのためならルールも変える。社会主義に市場経済を取り込んだ改革開放政策はまさにそうだったと思うのですが、わたしの人事にみるような大胆さ、柔軟性もあります」
・・・500人もの部下に働いてもらう時、日本人トップとしてどんなことを心がけていますか。
「会社では自分を外国人とは考えていません。経営者の一人として、会社の発展のために何が正しいか、だけを考えています。私は父の仕事の関係で、1960年から70年代にかけて、11歳から13年余りを北京で過ごしました。たまに中国のお客から『日本人じゃないみたい』と言われます。日本人のわたしにとってほめ言葉になると思って、そういってくれますよ。そんな時は、わたしの行動を通じて日本への見方がよくなってくれればいいなあと思いつつ、笑って有難うとこたえます」
'11.6.24.朝日新聞・中国・中信証券・ 薫事総経理 徳地 立人さん
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