散歩道<4433>
 
                        耕論・オピニオン・メディアと権力(2)               (1)〜(4)続く
                             
大統領はしばしばウソをつく

○ 記者は邪魔者に

 これまで、記者を好きな大統領には一人もいなかった。彼らは記者を敵だと思っている。ひとたび大統領になると、すべての権力を把握していると思い込む。報道の自由がある国では権力者は記者に監視される、という事実を理解できなくなる。だから、裁判官や警察官のごとく振る舞う記者が大統領の目には邪魔者と映るのは自然なことだ。
 私は歴代のほとんどの大統領に失望してきた。大統領はとりわけ病気や貧困に苦しむ人々、お年寄りなど助けを必要としている人々を気遣わなければならない。そして飢えやホームレスの境遇から救い出さねばならない。しかし多くの大統領が票や政治資金の見返りに妥協を余儀なくされてきた。妥協しなければ、米国の大統領に当選することは非常に難しいからだ。
 来年は大統領選挙が行われる。私は
*4オバマ大統領が再選されることを願っている。選挙では経済政策が中心課題のなるが、共和党は解決策を持ち合わせていないと思う。オバマ氏にはもっと勇気を持って、正義のために戦ってほしい。貧困、病気、障害に苦しむ人たちを助けてほしい。

'11.6.23.朝日新聞・元ホワイトハウス担当記者・ヘレン・トーマスさん


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