散歩道<4416>
                    世相(227)・1、首相が言っては駄目な言葉 2、古書ブーム               ・・・・発想を変える       

1、首相が言っては駄目な言葉
  菅直人首相は、野党(自民・公明・さきがけ・立ち上がれ日本)から突きつけられた不信任の提出に対し、民主党の党内議員総会で(「党内が分裂することを恐れ、「復興基本法案が国会で承認され」、福島第2原発の冷温停止の目途がついた時点」で総理の職を辞し、次世代に、この職を任せたいと自ら、表明した。(不信任案は否決された)。
衆参ねじれ国会のため、大連立で災害からの復興を迅速かつ着実に大胆にやることが必要だと、与野党との駆け引きが始まった。
 野党からは、
(総理のこの発言で外国は今の政府を相手にしないであろう)と(首相が辞めても政策に合意が得られないと)大連立の話には加われないと、又、与党からも辞任の時期を巡って、次の総理に、誰が有力かなど政局は混乱を増している。震災復興が手がつけられないまま震災後3ヶ月が過ぎた。与野党とも、首相には早期にやめてもらい、次の総理と大連立を組みたいという意見が大勢を示すようになった。
 菅さんは議員総会で、
目途がつけば、辞任すると言ったその言葉こそ、長(トップ)に立つ人が言ってはいけない言葉なのである。
 同じようなことを私は会社員の時経験した。私が「この会社に必ずしもしがみついていたいとは思わない」と言ったところ、所員がそんなことを考えている人の下では私は貴方に付いていくわけにはいかない、「所員は上司を信じているから仕事に全力をかけることが出来るのだ、
私の人生は貴方の肩にかかっているのですよ」と言われた。その途端、自分の言葉の責任の重さに気がついた。これは低次元の小さな話に過ぎないが、首相という国に責任を持っているような人は、軽々にこの様な言葉を言えば、本人の考えとは恐らく違うだろうが、人が離れて行き、交渉対象の相手にはしてくれなくなり、自分は、やめるハメに追い込まれるのだ。自分の職には、何時やめるというような意味の言葉を吐いては、はいた途端、やめる以外の選択肢はなくなるのである。
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2、古書ブーム
  3・11の東日本大震災以降、古書ブームが続いている。それは、過去に起きた地震や津波の記録を古書の中に見つけたり、現在の住宅の敷地が江戸末期から明治以降、現在までの時期に、どのような土壌であり、その後どのように開発されていったかなどを調べることが流行っているのである。干潟だったか、川原を造成(盛り土)してつくられた土地か、*1山を削って出来た土地か、活断層が近辺を通っているか等、図書館で調べたり、古本屋で当時の状況を示した地図がよく読まれ売れるようになったということである。
散歩道<752>古本界は現在<検>地震、<検>社説

備考:*1今回の3・11.東日本大震災で住宅地が(地滑りで)崩落した、仙台市の緑ヶ丘地区は昭和45(1970)か46年、にも同じように何軒かの住宅が崩落(地滑りで)した。
備考:'11年6月14日.「BSプライム8」に出演した、岡本行夫さんの発言から:アメリカの3・11直後の新聞によれば、アメリカでは日本のような被害は決して起こらないであろう、なぜなら、スリーマイル島の原発事故を受けて、1万年前の自然災害の記録までを参考にして原子力発電所の対策を建ててきたからである。その点、日本の対策は甘すぎたことは間違いないと。