散歩道<4393>
世相(226)・福島第一原発事故放射能(拡散)と、ガン組織(拡散)治療の難しさ
1、 東日本大震災(11.3.11.)の被害の大きさは、範囲の広さや、津波の大きさにおいても日本を襲った、過去最大のものだといわれる。2ヶ月過ぎた今でも、福島第一原発所は、ほとんど手がつけられていない状態であり、いつまでに解決するのか終息予定が読めない実情である。今年11.5.26フランス・ドービルで開かれたG8の話題も原発問題の安全性をどう確保するかについて世界の主要8国の首脳が会議であって話し合ったのである。
福島第一原発所を襲った津波の被害により、放射能冷却装置の機能が4基とも完全に破壊され、外部から冷却水注入により、燃料棒を冷やし続けているが、格納容器のどこかが破損しているため燃料棒が冷やしきれず、溶解した燃料棒から放射能が格納庫からもれている。放射能に汚染された汚染水は地面などに流れ続けているのである。解決策として穴をふさぎ、注入した水を循環させ冷却する機器の設置や汚染された水を浄化後、冷却用に再利用するなどが検討されている。外部へ流出を防ぐ為、燃料棒をセメントで固めてしまう工夫も考えられるのだろう。ここまで被害が大きくしたのは、格納容器が水素爆発により破損し放射能が外部に漏れたことである。原発所設置時、最悪の場合の事故を想定し(設置に反対された)、それらの意見も無視せず参考にして、建築設置されていたらこんな大事故(放射能の拡散)にはならなかったのではと、今となっては悔やまれる。
2、 この話に23年前のガン治療の難しさを思い出した。患者は、和○山市内の耳鼻科医院の医師で鼻の治療中、レントゲンでは歯肉の部分の写りが不明確で、歯が溶けていると、市内の日○病院の耳鼻科を紹介された。
病院で血液検査の結果、ガンの疑いがあることが疑われ、その時の医師の説明は、象の皮膚の上からでは本当の病気が分からないので病巣部分を切り開いて見たいと言うことであった。(後で、他の医師の話では、病巣部分を切り開くことは本当にガンであった場合、組織がいたるところへ転移し、手の施しようがなくなることもあるので、よくない、間違いであると言われた。同じように歯の治療で、レントゲンによって歯肉の部分の骨が溶けていると、同じように言われた同級生は、何もせずその後も生き続けている)。
そこで、組織を切り開いて分かったのは、実際に悪性のガンであったため、主治医は驚いてしまい、自分では手の施しようがないということで、京○大学病院の耳鼻科に紹介され、京○大学病院ではすぐに放射線科に移され治療が始まった。この病院での検査結果も、悪性の腫瘍であるという説明であった。それからは各種の抗がん剤治療や放射線治療が続けられたが、治療に対する反応はよくはなかった。頭の毛は殆ど抜けた。強い放射線の投射によるものだろう、鼻には人が確認できるほどの大きさの穴が開いた状態になっていた。皆の願もむなしく彼は17歳10ヶ月でなくなった。
今も、この治療に関して、病巣部分を切除してみることが正しかったのか、放射線治療は鼻に穴が開くほどきつい放射線照射が必要であったのか、ガン治療の難しさと、これ以外の方法はなかったのか?、疑問は今も残っている。
上記の2つの事柄には関係はないが、1、は水素爆発により放射能が拡散した場合、2、はガン組織を切除により病巣部位が拡散して集中治療が不可能になった場合等、解決法が人の知識の範囲を越えている、手の施しようがないという点で共通点があるように思う。それほどこれらの対応は難しいのだろう。これらの問題に、解決策が見いだされるよう強く希望する。
2012年5月20日