散歩道<4374>
耕論・オピニオン・3・11復興考
街の再建、時間・手間かけ(1) (1)〜(3)
地震の時は関東にいたのですが、3月下旬から仙台市に戻って被災地を回りました。まず仙台に近い宮城県多賀城市や亘理町へ行き、そのあと岩手県大船渡市、陸前高田市、宮城県気仙沼市、女川町、南三陸町など、首都圏では千葉県浦安市などを訪づれました。
仙台に近い平野部は、津波があまり高くならないので、建物の2階より上はそのまま残っていたりする。一方で、女川ではコンクリートのビルがごろごろ倒れている。陸前高田は引き波で全部持っていかれて、ほとんど残っていない。同じ津波の被害を受けていても、場所によって状況が全く違う。
それぞれ復興のやり方も違うはずである。平野部では、1階に居住部分を置かない建物にするなどの対処方法もあるかも知れない。女川や陸前高田は、そもそも建築や土木で自然に対抗するべきかを考えさせられる。
'11.5.19.朝日新聞・東北大教授・五十嵐 太郎さん
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