散歩道<4369>
耕論・オピニオン・3・11復興考
ものづくりをエンジンに(2) (1)〜(3)
教訓は、地域内で異業種同士で、遠方とは同業者で、それぞれ交流を深めておくことです。いざとなったら助け合える関係を普段から作っておく。どの地域でも同じです。
現地で、市町村ごとの力の差も実感しました。避難民の生活支援の一方、産業担当者が復興に向けて走り回っているところもありました。もともとの差が出てしまったと見ています。
何が違うか。一つは「つながり」です。企業同士と同様、強い自治体は地元企業に長年築いたネットワークと信頼関係がある。だから動きが速い。もう一つ大事なのは「自立」の意識です。自分たちの町は自分たちでつくる。復興させる、県や国に頼り切ってうまくいった話はない、とわかっています。商工会も地元の金融も。こういうとところは、みんないい顔しているんです。見ればわかりますよ。
'11.5.19.朝日新聞・一橋大名誉教授・関 満博さん
関連記事:散歩道<検>災害、<検>社説、
![]()