散歩道<434>
商店街再生・多様な街文化取り戻そう・天神町筋商店街連合会長
天神さん(大阪天満宮)の敷地に落語の常設小屋「天満天神繁盛亭」を建てることが決まった。江戸時代から続く「天神町筋商店街」は大阪らしさの残る日本一長い商店街といわれる。歴史をたどると天満は大阪
三郷の一っとして栄えた、天神さんなどの寺社、天満青果市場それにつながる商店街、天神さんの周りには大衆芸能の中心といわれるほど演芸の小屋が集まっていた。ところが戦後すべての演劇場が姿を消した。「街はかやくごはん」が私の自論だ。色々な具が入り混じってあたたかいのが街であり、楽しさ・歓び・感動・安らぎ・ふれあいなどがもたらす人間社会を形成するのが商店街と思っている。様々な街文化を今の社会に取り戻す事が、ひいては商店街の活性化にもつながる。”そうや今の商店街にかけているのは文化や”。そういう思いで、桂三枝師匠と会い、同意し、上方で80年途絶えていた落語の常設小屋をつくろう。小屋を通じて上方落語の充実と天満の街が観光拠点として再生できるよう努力しようと行動し小屋を作った。1万人、1人1万円作戦、皆様の協力で落語の小屋を作る、寄付を頂いた方のために名前を提灯に残すことにした。社会の乱れは、犯罪の多発や家庭の崩壊に現れる。最大の防御は、街が健全であることだ。そのためには、その地に住み、商い、街守りをしている「農耕型商人」の存在が不可欠だと信じている。
'05.2.朝日新聞の投函記事、
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